GO
監督:行定勲
在日韓国人のスギハラは日本人の女性サクライと恋に落ちる。
民族学校卒業後、日本の高校に進学したスギハラだったが
今までサクライ以上に親密になった日本人はいなかった。また、自分の国籍を打ち明けるのをこんなにもこわいと思ったこともなかった……。
広い世界を見るのだ!!!!!!
色んな人と出会って関わって
たくさんの考えを受け入れて
様々な視点から物事を考える。
そんなことわかってる。
義務教育の頃から散々言われてきた。
でも、この「受け入れる」という行為は簡単じゃない。
結局、自分の物差しでしか量れないことばかりだ。
だからこそ、ハッとした。
このままじゃダメなんだ。
まだ、遅くない。もう大人だけど、遅くない。
広い世界を見なくちゃ。
今からだって、何だって変えられる。
変えてやろう。
大丈夫。変わることは無理じゃない。
広い世界を見るのだ!!!!!!
ゆれる
監督:西川美和
東京でカメラマンとしての成功をおさめ、自由に生きるタケオは母親の一周忌の為、実家に帰省する。
タケオの兄、ミノルが切り盛りしている実家のガソリンスタンドで、かつて交際していたチエコと再会する。
その晩、タケオとチエコは肌を重ねた。
翌日、ミノルの提案でタケオとチエコとミノルの3人で渓谷へ遊びに行った。
そこでチエコは命を落としてしまう。
チエコの死は事故かそれともミノルによる殺人か…………。
ぶーきーみー!!!!!!!!!
不気味すぎるよ。香川の笑顔が不気味すぎる!!!!
香川の不気味っぷりがハンパない(‘д‘ )
ずっとゆれながら鑑賞してたけど、ミノルの殺人だろうと思いながら観ていた。
だって、気持ち悪いもの。
香川だから、まだ許せるけど。
設定としては「女にモテない中年独身男性」でしょう。
気持ち悪いおじさんに好かれて触られて……
恐怖でしかない。
いや、香川の不気味さは置いといて。
問題はラストの笑みだよ。笑み。
あれは、なんなの。こわいよ。
だって、あのままミノルはバスに乗るんでしょう。そして、甲府に向かうんでしょう。
だって、ずっと気付いてたよね?
タケオが「兄ちゃん!」って叫んでる間、ずっと気付かないふりしてたよね。
じゃなきゃ、タケオ見た後のあの冷静な顔出来ないよ。普通さ、驚くでしょう。
わかってたんだよ。ずっと。
自分を監獄へ追いやったタケオ。
つまらない人生から逃げるのが上手いタケオ。
自分では絶対に手に出来ないものをたくさん手にしたタケオ。
笑ってやったんだろう。
浅ましいタケオに。
自分を信じてくれなかったタケオに。
笑顔という凶器を差し出したんだろう。
こわいなあ。
ジョゼと虎と魚たち
監督:犬童ー心
大学生イツオはひょんなことから、足の不自由なジョゼと出会う。
イツオはどこにでもいる普通の大学生。イツオにとっての日常はジョゼにとって当たり前ではない。
ジョゼには何もない。ジョゼにあるのは暗闇と微かな希望だけだ。
住む世界が違う二人が次第に惹かれていき……。
ラストが秀逸。
さっきまで甘えていたジョゼがイツオの気持ちを察して引いていく姿に切なくなる。
もうね、しょうがない。仕方ない。ずるいけどこうなっちゃう。
これが現実だよ。
だって、無理でしょう。絶対無理だよ。
23歳の男の子がさ、背負えない。
そんな覚悟ないよ。
ジョゼの優しさに甘えちゃうよ。
ジョゼはイツオが自分から逃げたとも自分を捨てたとも思っていない。
彼は新しい世界をたくさん見せてくれた。一人では感じることの出来ない思いをたくさん抱かせてくれた。
何より「コワレモノ」に一人で生きていく強さをくれた。
一生分の幸せをくれたのだから、感謝しなくてはならない。
寂しさと引き換えに手にしたものは大きい。
だけど、ジョゼの寂しさが消えることもないだろう。
切ない。切ない。切ない。
ジョゼが堪らなく可愛い。
ひねくれたジョゼを可愛くさせた池脇千鶴が素晴らしい。
色々言ったけど、ジョゼが可愛い。
もう、ほんっと可愛い。
「陽だまりの彼女」感想
監督:三木孝浩
切望に生まれ変わりを期待してしまう。
再び会えること。
奇跡だなんて言わないで。思わないで。
江の島を舞台とした恋愛映画。
主人公オクダコウスケは25歳の冴えないサラリーマン。仕事もプライベートも決して順風満帆とは言えない。
ある日、偶然中学時代の同級生マオと再会した。12年越しに会ったマオは強く美しく成長していた。コウスケとマオが惹かれ合うのに時間はかからなかった。
しかし、マオはコウスケに重大な秘密を隠していて…………。
観賞後、とりあえず江の島に行きたく、あと出来ればデートがしたくなります。
とにかく、デートがしたい!!!あぁデート!!!
ロケ地巡りを兼ねてデートをしよう。
ついでににゃんこ探しもしよう。
にゃんこを探しつつ、本当の君を探しにいこう。
嘘も方便。優しい嘘なら幾つでも許そう。
ただ、願わくは…
そんな嘘を見抜いてほしい。
会社の後輩から勧められてこの映画を観たが、次後輩に会ったら「よかったよ」と言ってあげよう。誉めてあげよう。
でもね、後輩くん。
あらすじを説明する際、オチまで言うのはどうだろうか。
普通さ……………笑
まあ、オチを知っている状態でも楽しめたから良しとしよう。
「帝一の國」感想
監督:永井聡
野心が、とまらない!!!
古屋兎丸原作の同名漫画が元となった作品。
いや~~~~~~~~~~~~~
面白かった!!!!
てっきり、今時の若手イケメン俳優を揃えた映画だと思っていました。
いや、なんかもう本当にごめんなさい。
こんなに面白いとは……………
これは面白いわ。
舞台はエリート高校の生徒会。
この学校で生徒会長を務めたら、政界への道が保証されている。
政界へ……そして、総理大臣へ………
生徒会長の席はもちろん1席だけ。
賢いエリート達が生徒会長の席を狙って熱き闘いを繰り広げるお話です。
みんなキャラが立っていて素晴らしい!
あと、はまり役!!
みんなはまり役!!
竹内涼真にきゅんきゅんした女性、たっくさんいると思う。
続編やってほしいわ~~~~~~~~。
イケメン映画ではありません!!!
いや、イケメンはイケメンなんだけど………
ストーリーが素晴らしい!!!
観て!ぜひ映画館で観て!
エンディングまで良いから最後まで観てほしい!!